7月28日に通算4度目のハーフドーム登頂を昨年に引き続き敢行。ことしは一人ぼっちの単独行になった。その工程をちょっとまとめてみたい。
ハーフドームの登頂は朝暗いうちにベースを出発することが肝要。大きく理由は2つある。一つは人気のコースで特に最後の難関といわれるケーブルの部分はどうしても一人づつしか行き来できないためにとにかくめちゃくちゃ渋滞する。昼を過ぎると1時間待ちということもあるらしい。もう一つの理由は日中の気温だ。日中の気温は標高に関係なくかなり暑い。特に山頂付近は木陰がないために炎天下となるために水分を多く必要とする。加えて体力の消耗も著しいためだ。いままでのそんな経験からこの日は4時半に起床し、徒歩でトレイルヘッドへ向かった。
5:15AM 登頂開始。
まだ日は出ていない。ようやく少しだけ何か見えるかなという感じ。とりあえず懐中電灯を頼りに登頂をスタートする。5分も歩くと徐々に目が慣れてきてもちろん日は出ていないのだが何となく道が見えてくる感じがする。まず最初の中継点はこのトレイルの途中に2つあるバーナル、ネバダフォールの頂上に行くこと。行程は上りで約一時間半。

6時半ごろようやく目的のハーフドームに朝日が当たり始める。

途中から眺めるネバダフォール。ここの頂上を通過する。

6時30分 ネバダフォール山頂通過。
ここから少し平坦なところを歩いてハーフドームの背面から側面に回る。そしてだらだらと長い(約2時間近く)の上りになる。幸いこの上りは木陰が多いので暑さによるダメージは少ない。

背面から見るハーフドーム
8時30分。だらだらしたのぼりを、ようやくほぼ登り切ると、そこからハーフドームの側面を見る事が出来る。
実はこの先に最後の難関のケーブルの前のもう一つの難関、スイッチバック(九十九折り)の登りがある。

これがそのスイッチバック。
あまり角度に臨場感はないが、このスイッチバックはとにかく地獄だ。距離にして約100mぐらだが、とにかく人が一人通れる程度のところをかなりの急こう配で登る感じ。おまけに日影がない。

9時30分。ようやくスイッチバックを登り切り、最後の難関ケーブルの手前へ到着。とにかくここへ来ると両側は切り立った断崖絶壁になり。足が思わずすくむ。これから、このケーブルを登る。最大斜度は40度位だろうか?2本のケーブルと足下駄だけが頼り。ここは腕力も重要な要素となる。そして登る人と降りる人が交互にこの2本のケーブルを使用するので、それはそれでかなり大変な(というか恐ろしい)作業となる。

残念ながら途中で写真はとれなかった(怖すぎ)。
ようやく山頂へ。時間は9時43分。ベースを出発して4時間30分で到着。ほかの登山者に写真を撮ってもらう。疲れ切った表情。。。でも達成感はひとしお!

この写真がハーフドームの先端。
ドームの頂上はなんと後楽園球場が入るくらいの広さがあるのだ。でもこのお姉さんが座っているところから下は約700m近い断崖絶壁。怖くないのかねえ。私は絶対に先端まで行けたことがないです。
頂上で昼食(というか朝飯、型崩れのしにくいベーグルにクリームチーズにスモークサーモン)をだべ、勇気を振り絞って先端で写真をとってもらい、10時15分にケーブルを下る。断崖絶壁の下界が丸見えだが4回目のなれもあり何かあっさりと降りれてしまった。15分でケーブルボトムに到着。そこから再びスイッチバックを降りる。この時間になると日差しもだいぶ強くなり、水の消費も増えてくる。下からは続々と登山客が上がってくる。それにしても下りは自分の制御しながら下りていかなければならない。これが上り以上につらいのだ。そのためにいつも必ず下りのほうが時間がかかる。

12:45分 ネバダフォール頂上に戻ってくる。
ここでしばし休憩。足は完全に早くも筋肉痛になり、親指は両方ともぶつけすぎて内出血状態。川に足をつけて少し冷やした。
このあとは、また来たコースを降りる。このころになると下りのつらさはかなりピークに。足が動かない…。少しづつ休み休みの下山となり、スタートは13:30分だったが帰りは2時間以上かかるペースでバーナルフォールのVIEWポイントですでに1時間45分を経過。

バーナルフォール
そしてようやく最初のトレイルヘッドへ到着したのはちょうど午後の3時。全行程9時間45分の登山になった。

それにしてもすごい経験になった。46歳を目前に控えて、まだ体力と気力が続いたことに感動。自分をほめたいというのはこういうときに思うのだなと感じた。このつらさはできれば2度と体験したくない。と、この先数ヵ月は思うんだがまた年が変わると準備をスタートする自分がいる事だろう。そのくらい魅力があると思う。そしていつまで続けられるかはわからないが体力の続く限り、挑戦を続けてみたい。
ー終わりー